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The Ruby Suns『Christopher』《CD/帯付き輸入盤》

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全編スウィート&ドリーミー、サイケでオルタナティヴなポップスで埋め尽くされた
ザ・ルビー・サンズの最新作「クリストファー」。



PitchforkでもBest New Music を獲得した”Sea Lion”で一躍シーンに躍り出た、ニュージーランド出身のThe Ruby Sunsの4作目。エレクトロニックなサウンドが彩る、サイケでオルタナティヴなPOPS。

タイトル; クリストファー  Christopher
アーティスト名; ザ・ルビー・サンズ The Ruby Suns
品番 TRCI-34 解説付


<トラックリスト>
1, デザート・オブ・ポップ Desert of Pop 4:11
2, イン・リアル・ライフ In Real Life 4:07
3, ドラマティック Dramatikk 3:57
4, キングフィッシャー・コール・ミー Kingfisher Call Me 4:21
5, ラッシュ Rush 4:23
6, ジャンプ・イン Jump In 4:14
7, ボーイ Boy 3:54
8, スターライト Starlight 4:26
9, フトン・フォートレス Futon Fortress 3:50
10, ハート・アタック Heart Attack 4:01

BIO
ザ・ルビー・サンズ
『クリストファー』


 ポップ・ミュージックの砂漠を長いこと旅していれば、たとえ確率は低くても、いつかはオアシスに行き当たるだろう。氷が張っているかもしれないが。

 ザ・ルビー・サンズの立役者、Ryan McPhunがノルウェーのオスロに降り立ったのは、2010年の冬のことだった。McPhunはそこで、アーティスティックな安息の地を見いだしたと実感していた。つい先日、長いつき合いだったガールフレンドやバンドメイトたちに別れを告げていたMcPhunは、第二の故郷であるニュージーランドから飛び出して、いつでも新たなことに取り組める状態だった。

 McPhunは音楽に身を捧げた旅人として生きてきた。世界中をまわりながら様々なサウンドやスタイルを集め、その影響や儚さといったものを、ザ・ルビー・サンズでリリースした三枚の卓越したアルバム(2006年のThe Ruby Suns、2008年のSea Lion、2010年のFight Softly)のなかに積み重ねてきた。そしてスカンジナビアでは――その地域の主な輸出品である無敵のポップ・ミュージックはさておき、凍てつく建物や高くそびえるフィヨルドに囲まれながら――今きみが両手に握りしめているアルバムのインスピレーションをつかんだのだ。

 『クリストファー』は再生をうたったアルバムだ。けれども前に進むことだけを伝えてはいない。そして別離がテーマの作品とはいえ、一度聴いてみれば、必ずしも悲しみに溢れたものでないこともわかるだろう。これはMcPhunにとって、Memphis Industriesからは四枚目、Sub Popからは三枚目となるリリースで、初めて大物エンジニアがミックスを担当した。その人物、Chris Coadyは、Beach HouseやGrizzly Bear、Gang Gang Danceなど、今までにおびただしい数の作品を手がけている。ニューヨークにあるCoadyのスタジオでMcPhunは二週間過ごした。二人は一緒に『クリストファー』をピカピカに磨き上げ、ある意味高価な、間違いなくトップ40系ラジオを席巻するであろうサウンドを生み出した。

 McPhunが作り上げているのは独自のポップ・ミュージック−―とっつきやすくて型にはまらず、美しい旋律で簡潔、現代的で時代を超えるものだ。その点において『クリストファー』は、ザ・ルビー・サンズのこれまでのレコードを遥かに凌いでいる。つまり、ハイファイでメタ・ディスコで、ローラースケートをしながらヘッドフォンで聴くようなサウンドで、ソングライティングやレコーディングに数年、その間にワールドツアーもバンドの解散も何度か経験したうえで作り上げたものを超えているということだ。

 今きみはこれを読みながら、おかしいなと思っていることだろう。「ちょっと待ってくれ。その前に、そもそもクリストファーっていったい誰なんだ?」と。

 もっともな疑問だが、クリストファーという特定の人物がいるわけではない。というか厳密にいえば、このアルバムのタイトル『クリストファー』とは、オークランドで内輪ウケするジョークのひとつで、我々部外者にはよくわからないのだ。McPhunの説明によると「誰にとっても、ぼく自身にとっても、クリストファーっていうのは一つの概念」らしい。つまり、「クリストファー」はぶざまで、欲求不満な気持ちを抱え、成長期のホルモンに振り回されていた頃の自分。誰もが経験する、若く、愚かで、すべてを手に入れたいと願っていた自分自身のメタファーだ。

 己がそんな無防備な青春時代を体現していることに、バンドの仲間たちとFight Softlyのツアーをしていたときに、気がついたのだという。そのいきさつは、溌剌と闊歩している雰囲気を持った、アルバムの中心的な楽曲『Boy』(例のアイリッシュ・バンドが過大妄想でその単語を採用していなかったら、このアルバムのタイトルになっていたかもしれない)で耳にすることができる。そして加工されたギターとピアノの音が響くアンセム『In Real Life』や、『Dramatikk』の張りつめた傷心、『Starlight』の軽快なディスコポップ、『Futon Fortless』の呪われた発育不全へと引き継がれている。

 思春期の葛藤の向こうには受容と解放がある。『クリストファー』の物語は、成年に達しているMcPhun自身を映し出している鏡だ。疎外感を感じながら子供時代を過ごし、カリフォルニアのヴェンチュラにある実家で、姉がハイスクールの友人たちを集めてパーティをしているとき、ギターを抱えて自分の部屋に引きこもっていたMcPhun。そんな子供だった自分が、故郷を離れて世界人となり、人生を決定づけられてしまう人間関係から遠ざかることができると、くよくよ考え過ぎることを止めて、パーティに参加するようになった。楽曲『Rush』ではその過程に触れている。けれどもアルバム全楽曲のなかで、『Jump In』では今を楽しむことが大事だとまとめた。「この世の終わりに到達するときは」とMcPhunはその優しいファルセットで歌う。「後悔も懺悔も感じていたくない」

 近頃McPhunは芸術的野心のおもむくまま過ごしている。ここ数年は、ドラマーとして、オーストラリアのインディーポップ・グループ、Architecture in Helsinkiや、ニュージーランド人のソングライターLawrence Arabia(またの名をJames Milneといいザ・ルビー・サンズとツアーをした)とツアーをしたり、仲間のJames Danseyとデュオを組んでSpring Breakというダンスポップをリリースしたりといった具合だ。それに、かつて大好きだったミュージシャンにも会うことができた。スウェーデンのエレクトロ・ポップ・ディーヴァ、ロビンだ。これで円がつながった。

 『クリストファー』のオープニングを飾る楽曲(最初に書きあげ、オスロの友人のホーム・スタジオでレコーディングを行ったトラックで、nordのモジュラー・シンセサイザーとダンスフロアのエネルギーが浮かび上がっている)では、ドイツのケルンで開催されたフェスティバルのバックステージで、ロビンと出会ったときの興奮を伝えている。「木の葉の間に咲く花、それがきみ」と歌うMcPhunの、気恥ずかしげなはにかみがスピーカーから溢れてくる。「きみはポップの砂漠でのどを潤す冷たい水の入ったグラスだ」

 きみの音楽も同じだ、Ryan。



型番 TRCI34
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